投稿

10月, 2019の投稿を表示しています

動物看護師の1日のスケジュール

こんにちは、ひいです。 前回の記事で動物看護師についてざっくりお話をしました。 今日は、私が日本(北海道)と海外でで勤めていた時の一日の流れを記事にしたいと思います。 <日本の場合> 勤務地:北海道 院長、勤務医1人、私を含めて看護師3人 8:30 出勤 8:40 入院している子のバイタルチェック、スタッフ不在中時の電話の着信履歴・留守番電話の確認、その日のスケジュール確認、前日に退院した子がいる場合は様子確認の連絡 9:00 掃除、洗濯 ここで勤務医が出勤 10:00 診療 受付業務、薬剤の調合、診療の補助etc 13:00 手術 16:00 診療  受付業務、薬剤の調合、診療の補助etc 18:00 掃除 19:00 身の回りの掃除、業務連絡の送信、レジ合わせ 20:00 帰宅 私が勤務して2年目の頃は、まだ後輩がいない上、さらにもう一人の看護師は産休中で、まる1年は看護師が私一人だった時期がありました。 診療の補助しつつ、電話を取ったり受付をしたり手術の手伝いをしたりと、ひたすらこなしていました。(本当にきつかったけど今思えばすごい。笑) <海外の場合> 勤務地:北欧 院長、勤務医4人、獣医学生2人、私を含めて看護師4人、看護学生2人、アシスタント1人、受付2人、事務(経理等の担当)1人、 7:40 出勤 7:50 軽いミーティング 8:00 診療開始 12:00 お昼 診療の休み時間がないので手が空いた人から順にお昼を食べる感じ(30分) 15:00 片付け(15:30に診療終了) 16:00 帰宅 清掃会社が私たちの出勤前に院内を掃除してくれるので一切掃除はしませんでした。日本では当たり前だったので普段のように掃除していたら看護師の友達に「何してんの?」と不思議そうにされたことがあります。 また、受付は専属でいるため電話の対応も数えられるくらいでした。 ありがたいことに採血、留置設置、レントゲン撮影、顕微鏡検査も任せてもらえたので自分の仕事に集中出来てたくさん学ぶことが出来ました。 一番驚いたのは、 1人で作業しない ということ。「皆いるから協力してやろう」と言われたのを覚えています。怒られたり、自己中心的に作業をし

動物看護師のお仕事

こんにちは、ひいです。 私は19歳の頃から動物病院で動物看護師として勤務していました。(去年まで海外で勤務していましたが、ビザの関係で離職中です。) 初めての方とお話する際に、 「お仕事は何されているんですか?」 と、尋ねて頂く機会が多いのですが、 「動物看護師をしています。」 と答えると 「獣医じゃなくて? へー、そんな職業あるんだ。」 と言われることがしょっちゅうあります。 まだまだ知られていない動物看護師という職業について、自分の経験を元にシェア出来ればいいなあと思い、記事にしました。 ・動物看護師って? 動物看護師は基本的に勤務は動物病院で、獣医師の補助という形でくくられることが多いです。 仕事の内容としては、 ・掃除 ・受付 ・診察、検査、手術の補助 と業務は幅広く、受付に関しては接客業となるため飼い主さんとのコミュニケーションが大切になってきます。 動物病院の方針によっては多少の仕事内容が違うかもしれませんが、私の知る限りではこんなところでしょうか。 ・動物看護師になるには 動物看護師は国家資格ではありません。特に決まりごとはなく、未経験でアルバイトとして勤務していた人を知っています。 ですが、現在では専門学校や大学を修了後に動物看護師認定機構が定める 認定動物看護師試験 に合格したのちに、動物看護師として働く方たちが増えました。 2019年6月に、動物看護師を国家資格として法律が成立したとのことで、私もまだまだ分かっていない部分が多いので今後の動きに注目です。 ・お給料は? はっきりいうとかなり低いです。私が働き出して1‐2年目の時は奨学金の返済や家賃の支払いやらで全く貯金は出来ませんでした。 お給料面と仕事の割合が合わないと感じる方も多くおり、辞めていく方も少なくありません。 動物看護師として大切なことは本当に動物が好きで、やりがいを感じられることかと思います。 私自身、院長からのプレッシャーだったり、日本独特の上からの圧力(今でいうパワハラ?)、後輩を育てなきゃいけない、常に時間がない、など精神面で結構きつかったですが、今思えばいい思い出です。 日を追うごとに飼い主さんと冗談を言えるくらい仲良くなったり、重篤だった子が元