投稿

12月, 2019の投稿を表示しています

「殺したい」

強烈なタイトルにしてしまったが、私の言葉ではない。 北海道にある私の実家には、北海道犬のよしきち(よっちゃん)という犬を飼っている。 私が実家に帰省すると、なぜか必然的によっちゃんのお世話が私になる。 今年のある夏の暑い日のこと。いつものように私はよっちゃんと散歩に外を出た。 学校帰りだろうか。後ろの方から男の子たちの楽しそうな声が聞こえる。 声のする方に目をやると小学校高学年くらいの男の子が4人いた。 よっちゃんは気にせずにずんずんといつもの道を歩く。 ふと4人の会話が止まった。「散歩している犬」に気付いたのだろう。 ある一人の男の子が、 「俺さー、犬見ると毒飲ませて殺したくなるんだよね。」 続けて他の男の子が、 「あはは!それサイコパスじゃん!サイコパス!」 はははと4人が笑う。 声が遠ざかって行く。 私は手に汗をかいていた。何だか胸の辺りが痛い気もした。 とにかく衝撃的だったのだ。 まさか何気ないいつもの犬の散歩中に「殺したい」という言葉が聞こえてくるなんて。 だけどそのくらいの年齢であれば、そういう言葉を言いたい年頃だよなあ。なんて思ったりもした。 もうあの子たちの顔は覚えていない。 きっとあの子たちも発した言葉を覚えていないだろう。 改めて言葉という大切さを知る。 「殺したい」と言ったあの子はどんな大人になるんだろう。 ひい.

北海道を退職してから‐2年目

こんにちは、ひいです。 前回の記事でワーキングホリデーのニュージーランドのことについて書きました。 ニュージーランドの次に私はノルウェーという国にワーキングホリデーに行くことに決めました。 なぜノルウェーにしたのか。 ・国民の幸福度 2017年世界ランキング1位だったこと(ちなみに日本は51位だった。) ・福利厚生がしっかりしている 「まず国民幸福度って何…。」と思った私はこの目で確かめてみようと思い、ノルウェーにしました。 ノルウェーに着いてからは苦労の連続。 ノルウェーの人たちの母国語はノルウェー語です。ほとんどの方は英語を話せる人が多いのでコミュニケーションを取る分には問題ないかと思います。 が、英語もろくに話せない自分は、相手に伝えるために、とにかく必死に身振り手振りで会話するように努力しました。笑 あるときに、「ニュージーランドでの悔しかった経験を覆してやる」と火が付き、世界中の人にフェイスブックを通じて今までの経験を元に自己紹介をしました。とにかく自分というものを発信させたくて。 色んな方から心配の連絡を頂いたり、いかにも出会いを求めているだろうお前。と感じることも多々ありましたが、ある日ふと1通「自分が働いているところが動物看護師募集しているから、ボスに連絡してみたら?」というメッセージが。 それがハンナとの出会いでした。