牧場で働いたらすごい所だった。

こんにちは、ひいです☺

アイルランドに行く予定で、資金を貯める目的で6か月間北海道のとある牧場で働かせて貰いました。
(コロナウイルスの影響で渡航は延期になってしまいました泣)



あくまでも私の勝手な偏見でしかないのですが、
「酪農家さん」
と聞けば牛さんたちとのーんびりしながら日々生活をしている、そんなイメージ。


私は小動物の動物病院での勤務経験あるので動物に関しての接し方や治療などには少し自信はありましたが、
「牛」となると未知の世界でした。しかも家畜。
見る機会も触れる機会も人生でほとんど接点はなかったため、働き始めは戸惑いの連続でした。


私が任せられた作業の内容としては
搾乳がメインで、子牛のお世話や餌やりも任せて貰いました。

とにかく朝が早い…
寝起きが悪い私は目なんてほとんど開いてなかったようなもんでした。笑
全世界の酪農家さん、そこで働いている従業員の方、休まず朝早くからお仕事をされていて本当にご苦労様です…。



ですが、、
働かせてもらったそこの牧場が凄かったんです。

私の記録として
ちょっとここから愚痴らせて下さい。


そこの牧場さんは家族経営で両親と息子の3人で回していました。
家族で毎日働いていれば、仕事方針もそれぞれ違うこともよく分かります。
動物を扱っているのでその日の作業が思うようにいかないことだって私にもよく分かります。

3人ともかなりの短気で、癇癪を起すとすぐ物や牛に当たるんです。

思うように牛を取り扱えなかったりすると、
牛に「バカ野郎!」「何やってんだよ!」「いい加減にしろ!」と罵声を浴びせたり、
殴る、蹴る、最終的には牛の顔に水をかけたりしていました。
しかもほぼ毎日。


私も働いていた6か月間は毎日怒鳴られていました。
「何で出来ないの?!」から始まり、
「何で分からないの?!」と言われます。説明も一切なく。

搾乳が終わった後は掃除があり、糞尿はホースの水で汚れを落とすのですが、
ホースで水をかけていても
「ホースのかけ方が違う」と言われ、
丁寧にやれば「水かけすぎ。早く終わらないの?」と嫌味を言われ、
急いで掃除すれば「汚れ落ちてないんだけど」と毎日のように言われていました。
自分たちは搾乳が終わったら真っ先に帰るのに。

掃除している最中、どんなに外が暗くても電気を消されて真っ暗な中で掃除したことも何度かありました。


基本挨拶しても無視。
あちらから挨拶されたことはないに等しいくらい。




搾乳中も怒られる(というかほぼ八つ当たり)ので、
何が良いのか悪いのか私にはさっぱり分かりませんでした。
反論してもこちらの話を全く聞いておらず、一方的にこちらが怒られるだけ。


他にも色々怒鳴られましたが、
理不尽なことばかり言われてきたのでほぼ覚えていません。


何度も理不尽に耐えられなくて悔しくて泣きました。
こんなとこ辞めてやると考えましたが、「お金を貯めてアイルランドに行く」という目標が6か月耐えさせてくれたのだと思います。



牛に罪はありません。
牛にもそれぞれ個性あり、牛なりのペースがあります。
そこの牧場は牛に罵声を浴びせて、その一瞬は自分の思うように出来ても、次の日また同じことの繰り返しでした。

私が思うことは、
恐怖で押さえつけてはいけないということ。


短期間でしか働いていない私が偉そうに言える立場ではありませんが、
こういう場所があるということを知った6か月間でした。


この経験を踏まえて
体力面でも精神面でも、もっともっと強くなりたいと思います。

いつかあそこの牧場を見返してやるその日まで。











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