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「殺したい」

強烈なタイトルにしてしまったが、私の言葉ではない。 北海道にある私の実家には、北海道犬のよしきち(よっちゃん)という犬を飼っている。 私が実家に帰省すると、なぜか必然的によっちゃんのお世話が私になる。 今年のある夏の暑い日のこと。いつものように私はよっちゃんと散歩に外を出た。 学校帰りだろうか。後ろの方から男の子たちの楽しそうな声が聞こえる。 声のする方に目をやると小学校高学年くらいの男の子が4人いた。 よっちゃんは気にせずにずんずんといつもの道を歩く。 ふと4人の会話が止まった。「散歩している犬」に気付いたのだろう。 ある一人の男の子が、 「俺さー、犬見ると毒飲ませて殺したくなるんだよね。」 続けて他の男の子が、 「あはは!それサイコパスじゃん!サイコパス!」 はははと4人が笑う。 声が遠ざかって行く。 私は手に汗をかいていた。何だか胸の辺りが痛い気もした。 とにかく衝撃的だったのだ。 まさか何気ないいつもの犬の散歩中に「殺したい」という言葉が聞こえてくるなんて。 だけどそのくらいの年齢であれば、そういう言葉を言いたい年頃だよなあ。なんて思ったりもした。 もうあの子たちの顔は覚えていない。 きっとあの子たちも発した言葉を覚えていないだろう。 改めて言葉という大切さを知る。 「殺したい」と言ったあの子はどんな大人になるんだろう。 ひい.

北海道を退職してから‐2年目

こんにちは、ひいです。 前回の記事でワーキングホリデーのニュージーランドのことについて書きました。 ニュージーランドの次に私はノルウェーという国にワーキングホリデーに行くことに決めました。 なぜノルウェーにしたのか。 ・国民の幸福度 2017年世界ランキング1位だったこと(ちなみに日本は51位だった。) ・福利厚生がしっかりしている 「まず国民幸福度って何…。」と思った私はこの目で確かめてみようと思い、ノルウェーにしました。 ノルウェーに着いてからは苦労の連続。 ノルウェーの人たちの母国語はノルウェー語です。ほとんどの方は英語を話せる人が多いのでコミュニケーションを取る分には問題ないかと思います。 が、英語もろくに話せない自分は、相手に伝えるために、とにかく必死に身振り手振りで会話するように努力しました。笑 あるときに、「ニュージーランドでの悔しかった経験を覆してやる」と火が付き、世界中の人にフェイスブックを通じて今までの経験を元に自己紹介をしました。とにかく自分というものを発信させたくて。 色んな方から心配の連絡を頂いたり、いかにも出会いを求めているだろうお前。と感じることも多々ありましたが、ある日ふと1通「自分が働いているところが動物看護師募集しているから、ボスに連絡してみたら?」というメッセージが。 それがハンナとの出会いでした。

好きに生きていい。

高校を卒業して、大学又は専門学校に行って就職して結婚して… 私は今まで決められたレールを生きて行けばいいと思っていた。 普通に生きれば幸せだと思っていた。 動物病院を退職して、道外を出て、日本から出て。たくさんの人に出会った。 何て小さくて狭い世界で生きていたんだろうと思うようになった。 昔から引っ込み思案で内向的で、自分に自信がなかった私でも、 私のままで良いんだと思えるようになった。 周りから好かれようとしなくたっていい。 全員と一緒じゃなくていい。 私は私だ。 他と比べない。 ここ最近ではたくさんの人と出会うことが多くなった半面、年齢のことについて言われることが多くなった。 「30までに結婚したほうがいいよ」 とか、 「もうすぐ30だけど、この先どうするの?」 とか 関係あるのだろか。 事あるごとに年齢を気にする周りが鬱陶しかったりもする。 少し周りと違う道から外れると色んなことを言われる。 私は私で、あなたはあなた。 好きに生きていいと思う。 ひい.

北海道を退職してから‐海外1年目

※前回の続きになります。 たまたまインターネットで見つけたのがワーキングホリデーという制度。 英語なんて全く話せませんでしたが、自分に挑戦したい。という気持ちだけでビザの申請をし、渡航。(申請の際も英語がちんぷんかんぷんで、翻訳しながら相当時間がかかっていました。笑) 私が初めて海外に挑戦したのがニュージーランド。 エージェントを利用してみようかと試みましたが金銭的な原因で断念。 語学学校も憧れて通いたかったのですが行きませんでした。 CV(日本でいう履歴書)を作ろうと試みますが、友人に「文が変だよ」と何度も指摘され、やっとの思いで完成したものを動物病院に10件ほど配り歩きました。その他に10件くらい面接させてくれとメールもしたなあ。 が、私のあやふやな英語が伝わる訳もなく、連絡が来ることはありませんでした。笑 「現実はそう簡単じゃないし、夢見過ぎたなあ…」なんて落ち込む日々が続き、たくさん悔し涙したのを今でも覚えています。 仕事が見つからない私はファームジョブや日本人が経営するレストランで働き、何とか1年を生き延びました。 言葉の壁に何度もぶつかり悔しい経験もしましたがワーキングホリデーは私にとっていい体験でした。 日本に帰り海外というものを経験した私は少し自信が付き、次の国に行こうと決意します。 それがノルウェーです。

北海道で退職してから‐附属病院

こんにちは、ひいです。 私は北海道札幌市で5年間動物看護師を務めていました。 5年という節目に自分のためのスキルアップとちょこっと仕事が嫌になったので退職することに決めました。 最初はどこか地方の大学附属動物病院で学ぼうかななんて思い、実習で1週間ほど北海道大学付属動物病院にお邪魔させてもらったことがあります。 ですが私が実習をして感じたことは、動物看護師の仕事の内容についてでした。保定は研修医がしていましたし、看護師は指示されたことをこなす、という印象を受けました。個人の動物病院で働いていた時よりもさらに雑務が多い気がしたのです。 大学病院でスキルアップが出来るかもしれないという期待が大きかった私は、かなり衝撃的なものでした。 1週間という短い期間での実習だったため、あの頃は周りのことを何も分かっていなかったと思います。 そこで私は「何か違うな…」と感じてしまい、勢いで海外に行くことにしたのです。 海外に行くと決めたものの、本当に挫折と苦労の連続でした。 続く

動物看護師の1日のスケジュール

こんにちは、ひいです。 前回の記事で動物看護師についてざっくりお話をしました。 今日は、私が日本(北海道)と海外でで勤めていた時の一日の流れを記事にしたいと思います。 <日本の場合> 勤務地:北海道 院長、勤務医1人、私を含めて看護師3人 8:30 出勤 8:40 入院している子のバイタルチェック、スタッフ不在中時の電話の着信履歴・留守番電話の確認、その日のスケジュール確認、前日に退院した子がいる場合は様子確認の連絡 9:00 掃除、洗濯 ここで勤務医が出勤 10:00 診療 受付業務、薬剤の調合、診療の補助etc 13:00 手術 16:00 診療  受付業務、薬剤の調合、診療の補助etc 18:00 掃除 19:00 身の回りの掃除、業務連絡の送信、レジ合わせ 20:00 帰宅 私が勤務して2年目の頃は、まだ後輩がいない上、さらにもう一人の看護師は産休中で、まる1年は看護師が私一人だった時期がありました。 診療の補助しつつ、電話を取ったり受付をしたり手術の手伝いをしたりと、ひたすらこなしていました。(本当にきつかったけど今思えばすごい。笑) <海外の場合> 勤務地:北欧 院長、勤務医4人、獣医学生2人、私を含めて看護師4人、看護学生2人、アシスタント1人、受付2人、事務(経理等の担当)1人、 7:40 出勤 7:50 軽いミーティング 8:00 診療開始 12:00 お昼 診療の休み時間がないので手が空いた人から順にお昼を食べる感じ(30分) 15:00 片付け(15:30に診療終了) 16:00 帰宅 清掃会社が私たちの出勤前に院内を掃除してくれるので一切掃除はしませんでした。日本では当たり前だったので普段のように掃除していたら看護師の友達に「何してんの?」と不思議そうにされたことがあります。 また、受付は専属でいるため電話の対応も数えられるくらいでした。 ありがたいことに採血、留置設置、レントゲン撮影、顕微鏡検査も任せてもらえたので自分の仕事に集中出来てたくさん学ぶことが出来ました。 一番驚いたのは、 1人で作業しない ということ。「皆いるから協力してやろう」と言われたのを覚えています。怒られたり、自己中心的に作業をし...

動物看護師のお仕事

こんにちは、ひいです。 私は19歳の頃から動物病院で動物看護師として勤務していました。(去年まで海外で勤務していましたが、ビザの関係で離職中です。) 初めての方とお話する際に、 「お仕事は何されているんですか?」 と、尋ねて頂く機会が多いのですが、 「動物看護師をしています。」 と答えると 「獣医じゃなくて? へー、そんな職業あるんだ。」 と言われることがしょっちゅうあります。 まだまだ知られていない動物看護師という職業について、自分の経験を元にシェア出来ればいいなあと思い、記事にしました。 ・動物看護師って? 動物看護師は基本的に勤務は動物病院で、獣医師の補助という形でくくられることが多いです。 仕事の内容としては、 ・掃除 ・受付 ・診察、検査、手術の補助 と業務は幅広く、受付に関しては接客業となるため飼い主さんとのコミュニケーションが大切になってきます。 動物病院の方針によっては多少の仕事内容が違うかもしれませんが、私の知る限りではこんなところでしょうか。 ・動物看護師になるには 動物看護師は国家資格ではありません。特に決まりごとはなく、未経験でアルバイトとして勤務していた人を知っています。 ですが、現在では専門学校や大学を修了後に動物看護師認定機構が定める 認定動物看護師試験 に合格したのちに、動物看護師として働く方たちが増えました。 2019年6月に、動物看護師を国家資格として法律が成立したとのことで、私もまだまだ分かっていない部分が多いので今後の動きに注目です。 ・お給料は? はっきりいうとかなり低いです。私が働き出して1‐2年目の時は奨学金の返済や家賃の支払いやらで全く貯金は出来ませんでした。 お給料面と仕事の割合が合わないと感じる方も多くおり、辞めていく方も少なくありません。 動物看護師として大切なことは本当に動物が好きで、やりがいを感じられることかと思います。 私自身、院長からのプレッシャーだったり、日本独特の上からの圧力(今でいうパワハラ?)、後輩を育てなきゃいけない、常に時間がない、など精神面で結構きつかったですが、今思えばいい思い出です。 日を追うごとに飼い主さんと冗談を言えるくらい仲良くなったり、重篤だった子が元...